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特許婆(とっきょばぁ)

Author:特許婆(とっきょばぁ)
28歳から入った特許業界。フリーの特許事務員として2018/9/13開業しました。(ただいま商標の修行中。)特許事務はいかに多くの種類の事案を経験したかが要なので、守りに入らず新たな事案に果敢に挑戦していきたいと思います!「GO!GO!特許婆」55歳。


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DATE: CATEGORY:特許事務
ある手続き(たとえば審査請求と早期審査)だけを代理するというようなケースがあります。
手続きのあとは従前の代理人さんに特許庁からの連絡が行くように、
そこだけの受任をするわけです。

早期審査に関する事情説明書をスポット代理したことがなかったので
特許庁に確認したところ、新たに知ったことがありますので書きます。

*****

審査請求は「他人」でもできますので、
審査請求だけの場合は出願人様が了解すれば「他人」で手続きすればよく、
この場合は委任状も不要です。
(お客様にご用意戴く書類はありません。)

早期審査に関する事情説明書は「他人」ではできませんが、
このほど特許庁方式に確認したところ
この書類は代理権を証明する書面がなくても通る書類なのだそうです。
(「本人」または、「本人」の「代理人」であれば委任状の提出がなくても通るということになります。)
※知りませんでした。「へー」と思いました。
しかし、そう言われましてもなんだか心配なので、婆は委任状を出します。(笑)

審査請求と早期審査をA出願、B出願、C出願の複数件、スポット代理するなら
個別委任状にABCの願番を記入し、
「審査請求並びに早期審査に関する事情説明書」または「一切の件」の委任事項で出すか
包括委任状で「一切の件」で出します。

将来的に他の手続や案件も依頼される可能性があるなら
包括委任状を包括委任状提出書で提出しておき、
スポット代理する手続きに【包括委任状番号】を記載すれば済みます。
(包括委任状は必ず「包括委任状提出書」で提出しましょう。)

このとき、間違っても「代理人受任届」は出してはいけません。
これを出してしまうと、その出願自体を代理したことになり、
その後の特許庁からの連絡が従前の代理人に行かなくなってしまいます。

包括委任状を出したがらないお客様もいらっしゃいます。
この場合は個別委任状を戴き、
A出願の審査請求書に対して手続補足書で委任状を提出し、
BC出願の審査請求書と
ABC出願の早期審査に関する事情説明書の末尾に

【提出物件の目録】
【物件名】  代理権を証明する書面   1
【援用の表示】 平成○年○月○日付提出の特願Aに関する審査請求書に添付の委任状を援用する。

とかなんとか記入すればOKです。

原本を出すA出願の審査請求書には上記項目は入れません。
補足書はA出願の審査請求書提出から3日以内に提出します。
出し忘れると後が大変ですので、
ABC出願の審査請求書と早期審査に関する事情説明書と手続補足書は
全部同日付けで行うのが最も安全です。

*****

長々と書きましたが、忘れっぽい自分への備忘録です。(^^)


<おまけ>
前にも書いた気がしますが、スポット代理ではなく完全に受任する場合は「代理人受任届」を出さないとその後の連絡が従前の代理人さんに行ってしまいます。
中途受任した意見書や補正書に、包括委任状番号を記載して提出し、代理人受任届の提出を案外忘れがちですので、念のため書いておきます。











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コメント

話が逸れますが

やはり手続補足書に添付して提出した場合でも審査請求書(補足対象書類名)に添付の・・・と書きますよね。私はずっとこちらの記載をしていたのですが。

ちょうど今包袋を見ていて過去の書類で「・・・手続補足書に添付の・・・」という記載があり、出願番号が記載されていればOKだと思うのでこちらも問題なく受理されています。

どちらを記載するべきなのかなと。。。

コメントありがとうございます。

特許事務員さま

いつも業務に関する貴重なコメントをありがとうございます。

もしも婆が「・・・手続補足書に添付の・・・」とするならば、
その前に補足対象となる書類名を入れると思います。

ですが、手続補足書はあくまでも本体書類に書類を補足するための手続きであって、提出が完了すればそれはイコール本体の書類の一部なので、婆はそのようには書いたことがないと思います。

とはいえ、仰る通り、願番と書類名で特定できれば通ってしまうのでしょう。
紙提出の手続きは方式が寛容で、職権訂正などで通してくれることが多いからなのかもしれませんね。

んー、経験がございませんが
もしかして補足書に指令がかかったりすると「手続補足書に添付の」となるでしょうか?!
謎ですねぇ。

※同業でご存知の方がお読みになっていたら
ぜひ、コメントでご教示戴きますようお願いします。m(_ _)m





おそらく「・・・手続補足書に添付の・・・」と書いて提出した方は実際に添付した書面ということでそのように書いたのだと思われます。
私も特許婆さんと同じ考え方でそのように書いたことはなかったのですが、補足書自体も破棄されてしまう訳ではないし願番と提出日があれば特定は可能ですよね。

>もしも婆が「・・・手続補足書に添付の・・・」とするならば、
>その前に補足対象となる書類名を入れると思います。
これも考えましたが、そこまで従前の記載方法に歩み寄る必要もないかなと思いやめました(笑)

補足書に指令がかかることはないような気がします。
職権訂正か差し替え(提出し直し)で対象はあくまでも本体書類で補足書が対象になることはなかったような。
・・・とすると、援用表示も補足対象書類名を書くということで落ち着きますね!?

ありがとうございます。

特許事務員さま

> これも考えましたが、そこまで従前の記載方法に歩み寄る必要もないかなと思いやめました(笑)
さすが特許事務員さま。(笑)
歩み寄ろうとするあまり、無駄な動きの多い特許婆です。(笑)

> 補足書に指令がかかることはないような気がします。
ですね。
聞いたことないですものね。

> ・・・とすると、援用表示も補足対象書類名を書くということで落ち着きますね!?
はい。同感です。(^-^)/
今後もこの記載方法で対応したいと思います。
一人で疑問に思うより、ご同業の方のご意見を伺えたことでなんだか安心できました。
ありがとうございます!

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