「だらしない」

靴下をあちこち落としているラクロスに

「まったくもー、だらしないなー」

と注意した途端、

え、待って!
だらしないの「だらし」って何?!

と婆は混迷状態に。(笑)

*****

調べました。

デジタル大辞泉
「だらし」

(下に打消しの語を伴って用いる)動作・態度などが、きちんとしていること。しっかりしていること。しまり。
[補説]「しだら」の変化した語という。

大辞林
「だらし」

物事のけじめのはっきりしていること。しまり。

ふーむ。
「だらし」とは「しだら」の「だ」と「ら」の順序が入れ替わったもの。訛化したもの。
と考えられているようです。
「ふしだら」の「しだら」でしょうか。※<おまけ>参照。

では「しだら」とは何?!

*****

調べました。


◆デジタル大辞泉
「しだら」

1 よくない行状。また、好ましくないなりゆき。

2 事のなりゆき。

「しだら・したら」

1 歌や舞に合わせて手を打つこと。手拍子。

2 手拍子を打って歌う子供の遊び。

◆大辞林
「しだら」

1 事のいきさつ。事情

2 好ましくない状態。ひどい状況。

3 好ましくない行動。不行跡。


「しだら・したら」

1 手を打つこと。手拍子を取ること。

2 手拍子を取って歌う子供の遊戯。

*****

え?
「事のなりゆき」「事のいきさつ。事情」なら分かります。
(しだらがない→筋道が通っていない→ぐちゃぐちゃ→だらしない)

でも「良くない行状」「好ましくない状態」ですと
「だらしない」「だらしがない」→「しだらない」→「よくない行状がない」→「よい行状」
になってしまいませんか??

あれれー?どうーゆーことー

だったらいっそ「手拍子」の方が
「きっちりとしたリズムの手拍子がない」→リズムがぐちゃぐちゃ→だらしない
と考えられるような・・・

うーむ、「だらし」は否定の言葉を伴って「きちんとしていない様子」を表すのだから
「だらし・しだら」単独の意味は肯定的なものであって欲しいと思っております。


<おまけ>
「ふしだら」はサンスクリット語「sutra」から来ているという説がありました。
「sutra」は「修多羅」と書き、
これは経文が散逸しないようにとめておく紐や糸のことを指していたそうです。
「修多羅」の音が訛化して「したら」となり、
「したらがない」は秩序よく束ねることができないという意味になったと語源由来辞典にありました。
これはなんだか納得できますねー。



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スーダラ

ちなみに「スーダラ節」の「スーダラ」は「スートラ」から来ているという噂。植木等の家は寺だったしなー。

Re: スーダラ

近友

へーそうなのー
知らなかったー(@@)

前にブログに書いた気がするけど、
お墓の卒塔婆(そとうば)も
「頭部」「高く顕れる」を意味するサンスクリット語「Stupa」(ストゥーバ)から来ているらしいね。

身近なところに外国語は思い切り入り込んでいるねー
おもしろい~(^^)

プロフィール

特許婆(とっきょばぁ)

Author:特許婆(とっきょばぁ)
期間限定のお手伝いを含め、特許事務所6軒でお世話になりました。
定年も特許事務所で迎えられるか?!
特許事務所で働くことに拘る51歳の現役特許事務員でございます。

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